「行動分析学研究」執筆の手びき


 原稿を作成するに際しては、以下の点に留意して下さい。

一般的注意

 用紙サイズ A4判の用紙サイズを使用して下さい。1ページは40字×30行とします。この原稿3枚が本誌2ページに相当しますので、執筆の際の目安にして下さい。
 添付票 次の事項を箇条書きにして下さい。
(1)論文の種類 (2)表題〔和文〕 (3)表題〔英文〕 (4)欄外略題 (5)著者名〔ローマ字表記も付ける〕 (6)所属機関名〔英文表記もつける〕 (7)連絡者〔氏名・郵便物受取住所・電話番号・ファクス番号・e‐mailアドレス(もし使用していれば)〕 (8)原稿本文の枚数〔図・表を除く〕 (9)図・表の数 (10)キーワード〔日本語で5から8項目〕
 表題のページ 最初の1ページを使い表題のページとします。このページには、表題を書きます。その下に、同じ事項を英語ないしはローマ字書きで記載します。

 抄録(アブストラクト) 「行動分析学研究」では、英文と和文の抄録を本文の前に置いて、読者にその研究の概要を知らせます。表紙のページの次に、英文抄録、和文抄録の順にそれぞれ1ページずつ続けます。
(1)英文抄録は100語から175語に、また和文抄録は400字から600字に納まるように書いて下さい。
(2)「行動分析学研究」の掲載記事のうち、原著、実践研究、短報については、後述の構造的抄録 (structured abstract)の形式を使用します。テクニカル・ノート、展望、討論、解説については従来の抄録形式を使用します。抄録には、Psychological Abstracts及び学術情報センター電子図書館サービスでの文献検索用に、5から8項目のキーワードを付けて下さい。

 構造化抄録 近年の学術雑誌と研究報告の急激な増大により、オンライン文献検索をもってしても著しくその検索効率が低下しつつあります。この構造化抄録方式は、抄録要旨に体系的な構造を与えて、文献検索を行う際に必要なてがかりを過不足なく提供するために、1980年代末に臨床医学分野の雑誌Annals of Internal Medicineで考案され実用化されました。「行動分析学研究」の抄録(和文・英文)を作成するにあたっては、原則として次の項目を入れることとします。
(1)研究の目的(Study objective:)その論文で実際に検討した問題を述べます。
(2)研究計画(Design:) その論文で用いた実験・観察のデザインを示します。
 例えば、ABAデザインなど。
(3)場面(Setting:)データを収集した状況を示し、読者の研究や実践への適用の可能性についてのてがかりを提供します。
 例えば、○○大学発達臨床相談室の△△相談など。
(4)被験体、被験者または参加者(Subjects, Participants:) 実験に使用した被験体、参加した被験者もしくは研究への参加者の人数、年齢範囲、性別などについての情報と、被験体、被験者もしくは参加者の選択方法を述べます。
(5)独立変数の操作(Independent variable(s):)もしくは介入(Intervention:) 介入を行った研究の場合は、その独立変数の介入手続きを具体的に述べます。
(6)行動の指標(Measure:)反応や行動を測定するために、データ収集前に計画した指標(従属変数)について具体的に述べます。
(7)結果(Results:)その研究で得られた主要な結果を述べます。
(8)結論(Conclusion:) その研究で直接的に得られた知見について述べます。これらの事項は、項目のすぐ後に空白を一つ置き、その後に続けて書きます。新しい項目は、改行することなく前の文章に続けて書きます。

 本文 本文は、和文抄録のページの次のページから始めます。このページには、表題や著者名などの記載はせずに、すぐに本題に入ります。本文には3種類の見出しを使用します。
(1)中央大見出しは、行の中央に置き上と下のそれぞれ1行を空けます。書体はボールドを指定します。次行の書き出しは行頭1文字分を空けます。
(2)横大見出しは、上に空行を設けずに行頭から詰めて書きます。書き出しは、改行し1 文字分を空けます。書体はボールドを指定します。
(3)横小見出しは、上に空行を設けずに行頭から1文字分空けて書きます。本文は改行せずに続けて書きます。書体はボールドを指定します。

 図 図はWordあるいは一太郎に挿入するか、Excelファイル、jpgファイル、あるいは、gifファイルに変換して送付して下さい。原稿に挿入する場合は、本文中に挿入するのではなく、文末にまとめて挿入してください。電子化が難しい場合は、図版を4部郵送してください。

 注 注は本文末尾(引用文献の前)にまとめて記載し、脚注は使用しません。本文中に、例えば(注1)と指定して下さい。注は、本文の理解の参考になる事項や、本文中に記載すると分かりにくくなる事項の補足的な説明に使用して下さい。研究費の補助を受けた場合や、研究の一部を既に学会発表などで報告している場合は、表題の箇所に注記号を入れて下さい。また、著者の連絡先やe‐mailアドレスを注の欄に記載することもできます。その場合は、表題のページの著者名の箇所に注を指定して下さい。

 句読法 「行動分析学研究」では、句点には「、」を、読点には「。」を用います。和文で語をつなぐばあいには「・」(中黒)を用います。英文で語句をつなぐ場合は、「−」(ハイフンで「―」(ダッシュ、ダーシ)ではない)を用います。論文の各種原稿で用いる引用符には、「"」と「"」(ダブルコーテーションマーク)を用います。引用文の中で更に引用する場合には、「'」と「'」(シングルコーテーションマーク)を用います。

 書体 次の場合には、特に書体を指定します。
(1)引用文献中の欧文書籍のタイトル、欧文雑誌の雑誌名は、イタリック体を指定します。
(2)統計学で用いる記号は、イタリック体を指定します。
(3)動物名や植物名のラテン語の学名は、イタリック体を指定します。
(4)引用文献中の雑誌の巻号の数字は、イタリック体を指定します。
 なお、通常の単位記号は、普通の立体(ローマン体)ですから、特に書体の指定はいりません。

 単位 「行動分析学研究」では、国際単位系(SI)を用います。ただし、dBや栄養学領域で使用する場合のカロリー(cal)はSIに含まれていませんが、単位として用いてもよいものとします。
 数字 数量を表す数字は、「100 m」のように、数字と単位との間に半角の空白を設けます。また「12 340 kg」のように、3桁ごとに半角の空白を設けます。「12,340 kg」のように、カンマ(,)は用いません。
 研究の引用 研究について言及する場合は、その出典を明記します。
(1)本文中で研究に言及するとき、文頭あるいは文中の場合は、「Pavlov(1928)は、…」、「一方、Skinner(1972)によれば、…」とします。文末の場合は、「…であった(甘木・何樫,1990)。」として著者名の後の区切りは「,」(コンマ)を用います。
(2)本文中で言及した研究は、本文末尾に引用文献として明記します。研究の公表が、書籍か雑誌か、和文か欧文か、などにより、それぞれの場合の引用文献の表記の形式が決まっています。「行動分析学研究」では、APA(American Psychological Association)の引用文献の表記の様式に準拠します。
(3)文章の直接引用を行うときは、引用した文章を引用符で囲み、末尾の引用符に続けて引用した文章の掲載ページを括弧で括って表示します。
ワードプロセッサ原稿の作成上の注意

1.原稿は、Wordあるいは一太郎ファイルで提出して下さい。
2.文字は、通常の場合は全角とします。倍角文字は用いません。
3.数字は、原則として1桁の場合には全角(例えば、7名)を、2桁以上の場合には半角(例えば、1789 s )とします。
4.本文中の欧文文字は、原綴りを記す場合は半角(例えば、behavior)を、大文字の略記号には全角(例えば、BA)を用います。引用文献中の表記の場合は、半角とします。
5.図や表の挿入箇所の指定は、指定箇所を3行空けて、中央の行に図または表番号を記し、上下の行に破線を引いて下さい。
 (例) −−−−−−−−−−−−−−−
           表1
     −−−−−−−−−−−−−−−
6.イタリック体やボールド体などの書体を整えた原稿を投稿して下さい。

投稿論文の投稿・審査・編集・校正の手続き
 原稿の送付 送付する原稿(電子ファイル)は次のように整えて下さい。最初のページを表題のページとして、以下英文抄録のページ、和文抄録のページ、本文、図、表、図の説明文、表の説明文の順にセットします。電子ファイルは、編集委員長宛に電子メールで送付してください。なお、電子化できない場合は、編集委員長宛に郵送して下さい。できれば、簡易書留速達でお送りください。

 受稿 原稿が編集委員長に届いたならば、原稿の体裁がこの手びきに準拠しているかを点検し、不備の点がなければその到着の日付をもって受稿され、添付票に指定された連絡者(著者)に、受稿の通知がなされます。 送付後、1週間経過しても返信がない場合は、問い合わせのメール(あるいはFAX)をお送りください。

 審査 2名の査読者によって投稿論文を審査します。まず、編集委員の中から該当論文の査読候補者を検討し、2名の査読者を決定します。編集委員以外に査読者が必要な場合は、編集委員で相談の上、外部査読者(ゲストレビューワー)を決定します。査読者は、著者名・所属機関名を伏せた原稿によって、4週間以内を目安として査読を行います。査読の判定には、「修正無しで掲載可」「修正後掲載可」「掲載不可」の3種類があります。2名の査読者の判定が、「修正無しで掲載可」あるいは「修正後掲載可」となるまで、執筆者と査読者の間で原稿をやりとりして修正を行います。「修正後掲載可」の判定が出され、それに基づいて修正された原稿については、編集委員委員長が当該原稿を査読し判定をします。2名の査読者の判定が「『掲載不可』以外の判定」と「掲載不可」とに分かれた場合は、原則として編集委員委員長が当該原稿を査読して、結論を出します。また、2名の査読者とも「掲載不可」と判定した場合は、その原稿は「掲載不可」とされ、執筆者に通知されます。

 受理 編集委員会で最終的に受理と判定された日付をもって、その原稿の受理の日付とします。著者には、受理が通知されます。

 校正 編集部に印刷所から初校ゲラが届き次第、初校ゲラ、著作権の確認書、郵券貼付の返送用封筒と、返却する原稿を同封して、著者に送付します。著者は、初校ゲラを受け取った日から原則として7日以内に至急校正を行い、校正済みの初校ゲラと著作権の確認書を編集委員長宛に返送して下さい。著者による校正は初校のみとして、再校三校は編集部で行います。

 著作権の確認書 「行動分析学研究」の掲載記事の著作権は、日本行動分析学会に帰属します。著者は著作権の確認書に必要事項を記入し、記名捺印もしくは署名をして返送して下さい。

 コメント論文とリプライ 受理された論文及び掲載された論文については、編集委員会から学会会員に執筆依頼して、コメント論文を掲載することがあります。その場合は、原論文執筆者にコメント論文に対するリプライ原稿の執筆を依頼し、原稿が提出されればリプライ論文として掲載します。
 執筆の体裁からの逸脱 もし原稿の性質上、上述の原稿作成方法から逸脱する場合は、編集委員長宛にお問い合わせ下さい。

参考文献
 原稿作成の参考になりそうな文献のいくつかを、以下に示します。
American Psychological Association. (2001).
Publication Manual of the American Psychological Association. 5th Ed. Washington, DC: American Psychological Association.
日本エディタースクール(編). (1995). 標準校正必携 第七版<電算植字対応版>日本エディタースクール.
機関誌等編集委員会(編). (2005). 執筆・投稿の手びき2005年版 日本心理学会.
田中 潔. (1982). 手ぎわよい科学論文の仕上げ方(付)初心者べからず集 共立出版.

2007年3月18日改訂


最終更新: 07/04/02

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