駒澤大学 山岸直基
研究の目的 4反応系列と2反応系列を使用し系列反応の変動性に対する直前
のN試行と異なる系列反応を分化強化する手続きと系列反応の長さの効果を検
討することである。実験計画 分化強化条件とヨークト条件の間で強化率を一
定にした被験者間ヨークトデザインを使用した。場面 被験者は実験室内でコ
ンピュータマウス上の2つのボタンを使用した。被験者 大学生28名(男性15
名、女性13名)。独立変数 直前のN試行に生起した反応と異なった反応が出
現したときにポイントを提示するという手続きおよび系列反応の長さを独立変
数とした。4反応系列の実験ではNは順に、1、2、3、5、7、11、15、7、1と変
化し、2反応系列の実験では1、2、3、2、1と変化した。行動の指標 反応変動
性の指標として全系列反応の相対頻度(U値)と周期性(反応の出現周期)の2
つを測定した。結果 等確率性はヨークト条件よりも分化強化条件において高
かった。周期性については、4反応系列の場合、Nが15に近づくにつれ周期性の
ない反応をする被験者が増加した。結論 直前のN試行と異なる系列反応を強
化する手続きにより、また反応系列が長くなることにより反応変動性が増加す
ることが示された。
Keywords 反応変動性、分化強化、等確率性、周期性、系列反応、ヒト
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